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しあわせの学校の国際貢献活動として始まった幸福大使の活動についてご紹介します


by felitaishi

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「親善画」を描く〜入門編 

第1回目 
レクチャー「親善画のこころ」&キックオフ茶話会


「親善画」を描く〜入門編 _a0278358_125859.jpg


みなさま、こんにちは

吉野美沙です。

如月(きさらぎ)の声とともに、「親善画」講座が始まりました。


第1回目講座が始まるにあたり、

さまざまなご準備をしてくださったみなさまに、

また雪降るなかを神戸までかけつけてくださった

ご受講生の皆さまに心より感謝申し上げます。


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(親善画レクチャー風景)

初回のキックオフ茶話会にお集まりいただきました

ご受講生のみなさまとともに楽しいひとときを

すごさせていただきました。


「親善画」を描く〜入門編 _a0278358_1261766.jpg


この「親善画」講座では絵を描く基本からお伝えしてまいります。

2月3月はデッサンの基本から

神戸三宮教室で行います。

どの日からの参加も可能ですので、

どしどしご参加くださいね。


「親善画」を描く〜入門編 _a0278358_1264450.jpg




[これからの「親善画」講座開催予定]
 (1〜6回目まで各日程14:00〜16:00
 どの回からのご参加も可能です。)

第1回 2014年2月 5日(水)終了

第2回 2014年2月12日(水) 終了

第3回 2014年2月19日(水)終了

第4回 2014年3月 5日(水)終了

第5回 2014年3月12日(水)終了

第6回 2014年3月19日(水)終了

第7回 2014年4月16日(水)バスツアー

第8回 2014年4月23日(水)バスツアー


みなさまとの楽しい創作のひとときを

ご一緒できますことを楽しみに

おまちいたしております。
# by felitaishi | 2014-02-09 15:00 | 吉野美沙

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜

「儒学の故郷—安東」  陶山書院

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13123778.jpg



みなさま、こんにちは

吉野美沙です。


安東は朝鮮朱子学の祖、

李退渓(リ テゲ1501〜1570)の生まれ故郷です。


(陶山書院へむかう庭園の巨木)
〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_1313783.jpg



ここ安東では李退渓の儒学思想が

朝鮮王朝時代に民衆にいきわたり、

いまも韓国の儒学的な文化の礎となっています。


李退渓は現在の1000ウオン札の肖像になっています。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13133240.jpg




江戸時代の日本でも、

儒学者たちの多くが李退渓の朱子学に影響をうけたそうです。


李退渓はここ安東の「陶山書堂」を拠点に

読書と思索の人生をかさねました。

ここは地域の精神的支柱として、

また士大夫(ソンビ/学識があり高潔な人格者の総称)の

子弟の教育の場として、機能していたのです。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13141243.jpg




いきいきと李退渓先生と討論をかさねる若者たちの声が

聞こえてくるようです。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13143926.jpg



李退渓が死してのち、

地域の士大夫(ソンビ)たちが協議して

陶山書堂のうらに「陶山書院」を建立しました。

「陶山書院」が落成するときには、

王・宣祖より親筆の「陶山書院」の扁額を賜りました。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13151075.jpg




現代の士大夫(ソンビ)たちが記念撮影をおこなっています。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13153620.jpg




今回「陶山書院」の見学のあと、

李退渓の宗家へ立ち寄らせていただきましたところ、

直系子孫でいらっしゃる李根必(イ グルピュン)氏に

お会いすることができ、

しばらくお話をうかがうことができました。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13163822.jpg




その折に李氏よりいただきました書に記されたお言葉は

「四海春澤」

その言葉は「世界中の人々が、自身が賜った春の恵みを、

人に恩返しするような世の中になってほしい。」と意味するものです。

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_13171081.jpg

# by felitaishi | 2014-02-03 15:00 | 吉野美沙

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜

「韓紙工場」 見学

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜_a0278358_10133549.jpg




みなさま、こんにちは

吉野美沙です。


日本に和紙があるように、

韓国には韓紙(ハンジ)があります。

安東でつくられている‘安東韓紙’と呼ばれている紙は、

正式名称を「豊山韓紙(プンサンハンジ)」というそうです。

安東には韓国最大規模の韓紙工場があり、

世界中に出荷されています。

訪れましたのは‘Andong Korean Traditional Paper’社です。

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店内には色とりどりの紙、紙、紙・・・。

李会長自らご案内していただきました。

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こちらの韓紙は「楮(コウゾ)」—‘ダグナム’が原料だそうです。

コウゾで作られる紙は、繊維がながいため丈夫です。

表面の肌理が荒いのも特徴です。

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韓紙の色づけには

化学染料を使われているものが多くありますが、

こちらでは今も伝統的な自然の植物染料によって

色づけされている韓紙も扱われています。


自然染料でつくられた韓紙
これは生の’チョ’という草で染色されています。

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さまざまな自然染料で色づけされた韓紙

[自然染料]
生成り色の韓紙(生成りのまま)
黄色い韓紙(びわ)
黄色い韓紙(青い紅花)
青緑の韓紙(生のチョという草)
ピンクの韓紙(五味子と枇杷)
濃い黄色の大判韓紙(うるし)

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うるしを塗りこんだ韓紙は、

朝鮮民画にもよく使われているそうです。

絵を描いてからしばらくすると

紙の色が古色がかって変化してくるのだそうです。

絵に古い風合いを醸しだせます。

でも、うるしにかぶれやすい方はご注意を。


韓紙を購入しましたところ、

飛行機に積み込むトランクのなかにいれて運べるようにと

丁寧につつんでくださいました。

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この工場では30〜50人の職人さんたちが

紙作りに携わっていらっしゃいます。

立った姿勢で紙を漉くのですね。

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韓国最大規模というのが、実感させられます。

ここでつくられた韓紙が世界中へ出荷されていくのです。

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次回は、「儒学の故郷—安東 陶山書院」についてお届けいたします。
# by felitaishi | 2014-01-30 11:30 | 吉野美沙

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜

「知禮芸術村」その2 ー 居室

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みなさま、こんにちは
吉野美沙です。

知禮芸術村では、

両班(ヤンバン)—昔の貴族階級のお屋敷に

宿泊することができます。


朝鮮朱子学の祖、

安東出身の李退渓の教えをもとに

儒教的生活を送ってこられた義城金家。

その儒家的生活スタイルを味わうことができます。


居室は自然と一体となるように設計され、

窓からは湖のみえる部屋もあります。



壁に韓紙が貼りこまれたお部屋。

4人部屋です。

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お布団を敷きますと、

このような感じになります。

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各部屋の床にはオンドル(床暖房)がひきこまれています。

今は薪を燃やす他、

電気式のオンドルも設置されていて便利です。


9月上旬に宿泊したときには、

夜半は少しさむくなりましたので

低温でオンドルを入れてみました。

やわらかな暖かさにつつまれます。




いろいろなタイプのお部屋がありました。

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エアコンが設置された部屋もあります。

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「深い山奥の故宅で格調高い韓国文化を体験する。」

安東の知禮村は、朝鮮王朝・粛宗時代(1674〜1720年)から金家(号:芝村)が代々同姓族の村を形成し暮らしつづけてきた場所です。

臨河ダムの建設で村は水没地域となり、
義城金氏一族の種々の家屋を村の裏山中腹に移設しました。

1989年に韓国初の創作芸術村に指定され、一般人の故宅体験もできるため、
外国人の韓国文化体験スポットとしても人気です。

350年余り経った木造家屋約10棟で構成された知禮芸術村は深い山奥にあり、前には大きい湖があります。
周辺に家はなく、水のせせらぎ、風の声など
自然の音以外には静寂と安らかさだけなので、
宿泊客は静かにゆっくり休むことができます。

(知禮芸術村リーフレットより抜粋)

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次回は、古くから伝わる「韓紙(ハンジ)」の世界についてお届けします。
# by felitaishi | 2014-01-11 11:11 | 吉野美沙

〜韓国の安東について、その魅力をお届けいたします。〜


「知禮芸術村」その1 — チレィェスルチョン

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みなさま、こんにちは
吉野美沙です。

安東市内から車で約1時間、

森と水にかこまれた大自然のなかに

知禮芸術村はあります。

私が訪れました折、

その到着時には夜も更けていましたが、

一夜明けて知禮の朝をむかえたときには

すがすがしいまわりの自然の気配に、

パッと身体が目覚めるのを感じました。

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ここは朝鮮王朝・粛宗時代(1674〜1720年)からの

歴史あふれる場所です。

350年あまり経った木造家屋10棟で構成された

知禮芸術村は深い山奥にあり、

前には大きな湖があります。


知禮芸術村に住まわれるのは、

両班(ヤンパン—昔の貴族階級)の義城金氏のご家族のみなさまです。

ここで一夜をすごしながら伝統文化を体験し、

両班家の料理をいただきますと、

韓国的な儒教文化を体験することができます。

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ここは祭祀(法事)や講堂として使われる離れです。

1712年に建てられました。

現在も親族50人以上が集まられる祭祀のときには、

みなさんが集まられる場所として使われます。

もちろん宿泊もできます。

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「遊於芸」という文字が彫られたクヌギの木柱があります。

「遊於芸」とは「論語」にでてくる言葉で、

「生活の最高の境地は芸に遊ぶことだ」という意味だそうです。

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知禮芸術村のオーナーであるご主人は詩人です。

またご家族も書家、文学者や歴史家など

儒家の家らしくそれぞれが学問に秀でておられます。

学問や芸術にひたる空気が、

敷地内のあちらこちらから感じられます。

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また一角には保存食をたくわえる瓶(かめ)が

たくさん据え置かれていました。

ここで美味しい知禮の伝統食がうけつがれているのです。

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韓国最大規模の書堂が、ここ芝山書堂です。

1800年に建てられた書堂は

建物全体を最高級の松で仕上げ、

建物の中央には民家としては最大規模の板の間があり、

左右のオンドル部屋は宿泊も可能です。

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悠久の朝鮮王朝文化が体験できる場所、

知禮芸術村です。

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次回は「知禮芸術村」の居室についてくわしくみてまいりましょう。
# by felitaishi | 2014-01-05 19:00 | 吉野美沙